日 時 | 令和4年9月16日(金)16:00~17:50 |
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会 場 | 岐阜グランドホテル |
講 師 | 学習院大学 法学部教授江藤 名保子 氏 |
テーマ | 「国際情勢の流動化と中国」ロシアのウクライナ侵攻は、国際社会に大きなインパクトを与え、各国は「力による既存秩序の変更」を現実の脅威として捉え、新たな自衛策を模索し始めた。中国は現状を、いまや米主導の時代が終わりをつげ米国、欧州、中国を中心とする多極化の世界に移行しつつある、と認識している。いかに自国に有利な秩序を構築するか。民主主義や人権の価値観をすり替えようと試みる「国際話語権」戦略など、長期的な観点に立つ習近平政権の外交戦略と方策についてお話いただきます。
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プロフィール | [略歴]1976年生まれ。栃木県出身。スタンフォード大学国際政治研究科修士課程および慶應義塾大学法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター副主任研究員、シンガポール国立大学東アジア研究所客員研究員、北京大学国際関係学院客員研究員などを経て現職。専門は現代中国政治、日中関係、東アジア国際政治。地経学研究所上席研究員兼中国グループ・グループ長。朝日新聞デジタルコメントプラス・コメンテーター。
[主な著書等] 「日中関係史1972‐2012 Ⅰ政治篇」、「中国ナショナリズムのなかの日本―『愛国主義』の変容と歴史認識問題」、「バイデンのアメリカ―その世界観と外交」ほか多数。「NHK日曜討論」、「NHK ニュースウォッチ9」などに出演。
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